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続発症

 2 続発症

1)外傷性皮下気腫 空気が肺から皮下組織に侵入、肋骨骨折で肺が損傷され発生する。皮下気腫はびまん性、、扁平で柔らかく弾力があり触診で握雪音を認める。
2)脂肪塞栓 損傷部の骨髄脂肪(黄色骨髄)が血管に入ると考えられている。大腿骨や骨盤骨損傷の後、また、多発骨折時にみられる。受傷後の過剰な可動が発症を助長する。受傷後1~3日後に起こり、肺塞栓では呼吸困難、チアノーゼ、脳塞栓では頭痛、不安感、意識障害、嘔吐、痙攣、心塞栓では心悸亢進、血圧下行などが起こり死亡することもある。
3)仮骨軟化・再骨折 伝染病、壊血病などの全身疾患、蜂窩織炎・丹毒などの局所疾患で仮骨が特発性に軟化吸収され再骨折を起こす。
4)遷延仮骨形成 通常仮骨形成される日数を経過しても仮骨形成がみられないもので骨損傷の修復は続いているもの。骨癒合を阻害している因子の改善により骨癒合が期待できる。
5)コンパートメント症候群 四肢の筋肉、血管、神経組織は筋膜、骨間膜、骨組織によって囲まれており、この空間を隔室(コンパートメント)という。骨、筋、血管損傷により隔室内の組織内圧が上昇し、組織の循環不全が生じて筋、神経の機能障害を引き起こす。筋、神経組織が壊死する前に発生を防止する。予防が重要。
6)長期臥床による続発症 沈下性肺炎、褥瘡、深部静脈血栓症、筋委縮、尿路感染、痴呆などが発症することがある。