急性外傷・亜急性外傷

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急性外傷・亜急性外傷

2021年6月 1日(火曜日) テーマ:怪我・外傷

急性

瞬発的な力によって発生するもので、正常な可動域を超えた関節運動を強制されたときに発生することが多い。

亜急性

損傷と認知できないような軽微な外力が繰り返し作用しそれが集積されることにより関節軟骨靭帯、関節周辺の筋、腱を中心に発生することが多い。

徐々に臨床症状が現れてくる場合と、突然に症状が現れる場合がある。また、変形性関節症や変形性脊椎症などがあったり、何らかの原因で関節が脆弱な状態にあるときに、軽微な外力、あるいはほとんど外力として認知できない程度でも損傷は発生しうる。

 

外傷性筋損傷(亜急性筋損傷)

損傷と認知できないような軽微な力が繰り返し、あるいは持続的に加わり発生するものを言う。軟部組織損傷の原因である筋の機能不全は固定又は誤った不適切な神経筋収縮によって起こる筋膜拘縮又は筋腱短縮(筋疲労)による伸張力の消力が主な原因である。仕事場で起こる多くの腰痛疾患は患者の屈曲、伸展及び非対称性に身体を捻った事が損傷の主な原因である筋の過剰活動損傷を含む、不適切で反復された動的な活動は現在では蓄積性外傷疾患LBDと呼ばれ、原因リストの上位を占めている。(レネ・カリエ著 軟部組織の痛みと機能障害)

徐々に臨床症状が現れる場合と、突然に症状が現れる場合があり、仕事やスポーツといった環境の中で反復あるいは持続される力により損傷が発生することが多い。

① 仕事、スポーツにおける肢位、器具など各々の特性により持続的・継続的な(直達あるいは介達)外力が加わり微細な筋線維損傷を繰り返し起こすもの。

② 不自然な姿勢で就寝したりして片側のみ強度に伸張した状態が長時間続いたりすると、起床時、筋は緊張し鬱血(局所循環障害)状態になり、発熱、疼痛、筋の運動制限あるいは不能となることがある、いわゆる寝違えである。

③ 筋肉に加わる過大な負荷、長時間に加わる負荷、又は同一不良姿勢などの継続による筋緊張などが加わる際に起こる過労性の筋炎症状態で、鬱血し硬化する。一過性のものでは筋肉の痙攣、こむら返り等。

 

■スポーツ傷害(一般)

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