捻挫とは

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捻挫とは

2021年6月 1日(火曜日) テーマ:怪我・外傷

関節に外力がかかり関節可動域(その関節が動ける範囲)を超えた場合、関節を構成する軟部組織の損傷を言い、関節の位置に変化がない場合を言います。関節の位置が変化した場合は脱臼と言います。つまり靭帯損傷を指します。当然、捻挫を起こすと関節を包む関節包の損傷や近位部の腱、筋、結合組織、膜の損傷も考えられます。腫れがある場合はほぼ断裂があると見てよいでしょう。程度によりⅠ度(無断裂、微断裂)Ⅱ度(部分断裂)Ⅲ度(完全断裂)に分かれます。よく靭帯を伸ばしたと言いますが、靭帯は多少の弾力がありますが引っ張って筋肉のように伸びる組織ではありません。伸びた靭帯には微小な断裂があると考えてよいと思います。

 

軽い捻挫を放置すると靭帯の強度が低下し関節に動揺性が出て捻挫をしやすくなります。これが一般的に癖になると言われる原因です。 靭帯断裂は一般的に(特例を除き)保存療法で治りますが、数週間以上を経過(放置)したものは保存療法ではくっつきません。手術適応となります。



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