スポーツ傷害各論

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スポーツ傷害各論

関節遊離体

関節遊離体

変形性関節症、離断性骨軟骨炎に良く見られる。稀に滑膜性軟骨腫で多数の遊離体が異常な滑膜から生じる。スポーツ傷害ではないが、スポーツによる外傷に伴い発症することもある。いわゆる「関節ネズミ」であ…

脂肪体傷害

脂肪体傷害

  膝蓋骨下脂肪体に圧痛や腫脹を生じる。特に大腿骨と脛骨の関節面に挟まれる時には膝を伸展すると疼痛を生じる。これは変形性関節症の合併症として起こるが、若い女性では月経前の体液貯留に伴…

離断性骨軟骨炎

離断性骨軟骨炎

10歳代男子に多く大腿骨内側顆に多い。骨が脛骨隆起や十字靭帯との摩擦を繰り返す結果、骨の一定の部位が無血管性壊死に陥り、この部とその下の健常部との間に分界線が生じる。完全な分離が起こると遊離体…

膝蓋骨軟骨軟化症

膝蓋骨軟骨軟化症

少女や若い婦人に多い。関節軟骨が柔らかく海綿状になり膝の前面に鋭い痛みを引き起こす。習慣性脱臼に続発することもあり、膝蓋骨後面の変形性関節症になることもある。初期はギプス固定、重度は関節面を削…

膝蓋骨習慣性脱臼

膝蓋骨習慣性脱臼

  一回目は外傷によって発症。自然整復されることもある。続いて膝蓋骨がだんだん脱臼しやすくなり、長く経過したものでは外側に偏位したままのものもある。思春期に発症するのが特徴、少年より…

半月板の病変

半月板の病変

先天性円板状半月板 外側半月板に多く小児期に発症するものが多い。半月板は正常な三日月形ではなくD型をしていて中央端は脛骨隆起のほうへ広がっている。外側部での著明なクリック、伸展障害、膝内症の徴…

膝十字靭帯損傷(膝関節捻挫)

膝十字靭帯損傷(膝関節捻挫)

前十字靭帯 内側半月板断裂の後遺症として生じることがある。半月板の縦方向の断裂は関節の伸展を障害し完全伸展の際、磨耗断裂を起こす。前十字靭帯断裂は、重篤な側副靭帯の損傷を伴うことがある。単独断…

膝外側側副靭帯および関節包損傷(膝関節捻挫)

膝外側側副靭帯および関節包損傷(膝関節捻挫)

  膝を内反するような内側部の打撲により傷害される。腓骨付着部での断裂が最も多い。外力が増加するとWrisberg靭帯や十字靭帯の断裂を起こす。総腓骨神経が伸張され不可逆的な傷害を受…

膝内側側副靭帯および関節包損傷(膝関節捻挫)

膝内側側副靭帯および関節包損傷(膝関節捻挫)

  内側側副靭帯はかなりの力(外反方向の挫傷、内側の打撲)が加わらないと損傷しない。外力が中等度であると、一部分(通常上方の付着部)の線維のみが裂ける。膝を臨床的に検査しても動揺性は…

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